難分解性の有機物
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「難分解性の有機物と炭素循環」のページは、地球環境科学研究院の山下洋平先生に執筆してもらいました。
地球上で非生物体有機物の主な存在場所を考えると、陸上生態系では土壌有機物が挙げられます。植物や微生物、動物などの死骸・排泄物が土壌有機物を成すことはご存知でしょう。一方、海洋における非生物体有機物の存在場所の一つは海洋堆積物中、もう一つは海水中があります。海水中の非生物体有機物は、ほとんどが溶存態画分に存在します(外洋域では海水中の非生物体有機物の90%以上は溶存有機物です)。あまり知られていませんが、海洋における溶存有機物の全量は、なんと海洋生物量の200倍以上であり、海洋に存在する有機物はほとんどが非生物態有機物なのです
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「海洋生命系のダイナミックス3 海洋生物の連鎖」(木暮一啓【編】東海大学出版)にて、海洋での難分解性有機物の発生の仮説を述べています。それを私(大木)なりに解釈して、一部解釈を加えて、説明します。難分解性有機物の発生ルートはいくつかあると思われます。まさに、研究が進んでいる分野なので、ここで述べることは、広く認められていることとは限らないことに注意してください。
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