分類
チョウザメ目 Acipenseriformes
チョウザメ科 Acipenseridae
ミカドチョウザメ
ダウリアチョウザメ(カルーガ)
アムールチョウザメ
オオチョウザメ(ベルーガ)
ヘラチョウザメ科 Polyodontidae
(豆知識:ベステルはオオチョウザメとコチョウザメの交雑種。
成熟年齢が7~8年と早いので、キャビアのもととなる卵巣を早く得られる。)
分布
チョウザメ科・・・北半球で海に生息し、産卵時に河川に遡上回遊するものと淡水域で一生を送るものがいる
ヘラチョウザメ科・・・中国とアメリカの淡水域でまれに汽水域に生息
ロシア沿岸には多くのチョウザメが生息している。オホーツク海に注ぐアムール川にはアムールチョウザメ、北極海に注ぐオビ川にはシベリアチョウザメ、カスピ海のオオチョウザメがある。北極海産のチョウザメが陸封されてモンゴルに生息するチョウザメもある。中国には、揚子江、長江、黄河産のチョウザメがいる。ヨーロッパにも広く分布していたが、いずれも絶滅の危機に瀕している。個体数を減らした主な原因は、乱獲と河川改修による産卵場の減少と考えられている。
日本では、かつて新潟県、福島県以北、北海道の沿岸域、天塩川や石狩川に遡上群がいたが、現在では絶滅している。絶滅した理由としては、河川改修工事により産卵に適した淵がなくなったことが挙げられる。
2004年に石狩川でダウリアチョウザメが、
2013年に羅臼からミカドチョウザメが発見された。ロシアに生息する個体が回遊してきたものと思われる。