大型水槽における遊泳魚の音響散乱特性の測定【実験動画】
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魚群探知機で海中に超音波パルスを発射すると,そこにいる魚にあたり 船に戻ってくる。音響手法により魚の量を調べるには,その戻って きた超音波パルスの数を数えるとよいことになる。しかし,複数の魚で 群れを作っていた場合,群れ全体からの反射になることが多々ある。 このような場合,群れが3尾で構成されていたら3尾分の強さの超音波 が戻ってくると仮定して,群れの中の魚の数を推定する。この時,1尾 当たりどれくらいの超音波が戻ってくるかを知る必要がある。この指標を ターゲットストレングスと言います。 本実験では,このターゲットストレングスを調べています。魚群探知機を 想定した背中方向のターゲットストレングスや,ソナーを想定した横方向の ターゲットストレングスを測定しています。