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  • MAAsの構造が加熱により変化していることがスペクトル分析及びHPLCの溶出時間から分かりました。そこで質量分析及びNMRを用いて構造解析を行いました。加熱処理パリシンはパリシンの5番目の炭素原子からヒドロキシ基を失った構造であると推定されました(図3)。


    図3.加熱処理パリシンの推定構造。(A), パリシン;(B), 加熱処理パリシン。加熱により5番目の炭素原子のヒドロキシ基を失い、4番目から6番目の炭素原子で非局在化が生じている。