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  • 紅藻ダルスより2つのMAAs、ポルフィラ-334及びパリシンを調製しました。それを水に溶解して120℃で30分間加熱しました。MAAsは310~360 nmに吸収極大波長を示しますが、加熱処理されたものはその波長を失い、210~225 nmに吸収極大波長を示すようになりました。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)においても化合物の溶出時間に違いが生じておりました(図2)。


    図2. HPLCのクロマトグラム及び化合物のスペクトル(図内)(A), 加熱処理パリシン; (B), 加熱処理ポルフィラ-334。パリシンの溶出時間4.8分から加熱処理パリシンの溶出時間12.7分の化合物に変化,ポルフィラ-334の溶出時間7.7分か