섹션 개요



    • チョウザメの浮袋からとれるコラーゲンは,哺乳類のコラーゲンとは異なる特殊な性状を示します。抽出したコラーゲン分子は酸性溶液によく溶けます(左)が,緩衝液を用いて中和すると原線維を形成し,白く濁ります(右)。






      白濁する様子を分光光度計で測定しグラフです。ブタのコラーゲン(紫の線)に比べると,浮袋コラーゲン(赤い線)の方がすばやく白濁する(=原線維形成が進行する)ことがわかります。


          







                                                             Zhang et al., 2014, Food Chemistry

    • こうして作った原線維の走査型電子顕微写真です。様々な太さの線維ができていることがわかります。ブタのコラーゲンではずっと細い原線維しか作れません。 コラーゲン原線維を細胞足場に利用する場合,すばやく,様々な形態の線維を作れることには大きなメリットがあります。なぜなら,細胞は足場のコラーゲン原線維の太さや配向を読みとって様々に反応するからです。浮袋コラーゲン原線維の太さや配向を制御できれば,細胞の増殖や分化を制御できる可能性があります。