CFD解析の手順
Section outline
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CFD解析は以下の様な手順で行われます。
1:形状作成
2:メッシュ分割
3:条件設定
4:計算
5:可視化
ここでは、以下のような非常に単純な水路に水を流すときを例にして説明します。

1:形状作成
まず初めに、上記の形状をPC上でCADによって作成、設計します。
2:メッシュ分割
作成した形状を、複数の細かい要素に分割します。この作業を「メッシュ分割」と呼びます。

3:条件設定
続いて、計算の条件設定を行います。
具体的には
・どこから流れを入れて、どこから出すか?
・流れの強さはどのくらいか?
・乱流モデルの設定
・離散化・計算手法
等を設定します。
※厳密な説明は省いております

4:計算
設定した計算条件に基づいて、連続の式とナビエ・ストークス方程式を解きます。
このとき、各メッシュで連続の式とナビエ・ストークス方程式を差分化することで、近似的に解いていきます。
5:可視化
最後に、流れの可視化を行います。
例えば、「どの箇所にどのくらいの強さの流れが発生するか?」といったことを明らかにします。
