海氷融解早期化による動物プランクトンへの影響を見るため,海氷融解の時期が例年通りだった2017 年と,海氷融解が早かった 2018 年のそれぞれ夏季に,北極圏に位置する北部ベーリング海で本学水産学部附属練習船おしょろ丸(概要図)による現場観測を実施しました。動物プランクトン試料は,NORPAC ネット(概要図)を用いて採集し,採集後直ちにホルマリン固定し,持ち帰りました。陸上実験室では,実体顕微鏡下で動物プランクトンを分類群や種毎に計数しました。この時,優占したカイアシ類(概要図)に関しては発育段階*2 毎に計数しました。