脊椎動物って?
脳をもち、神経情報を集中管理する動物には、軟体動物や節足動物、脊椎動物などがある。それに対して神経伝達経路が体中に散在する動物には、ウニやヒトデなど刺胞動物が含まれる。軟体動物や節足動物は伝達経路が腹側にあるのに対して、伝達経路が束になって背側にあるのが脊索動物である。脊索とは、脊椎の代わりになる結合組織(支持組織,中胚葉由来)のこと。
脊椎動物の発生過程では神経管を(後に脊髄に発達)誘導する機能を持つ。普通は発生の過程で後に退化する(脊椎に置き換わる)が,円孔類やチョウザメ類では脊椎の発達が不十分で,成体になっても脊索が存在する。