섹션 개요

  • クロロフィル硝酸塩
    上の図は陸地側(左側)から沖合側(右側)にかけての海表面(上)から海底(下)までの断面図です。
    上の地図でマルで示したL45観測ラインの断面図です。
    左は植物プランクトン量の指標となるクロロフィルa濃度,右は植物プランクトンの窒素態栄養分である硝酸塩濃度です。
    以下のようなことが読み取れます。
    • 海表面で植物プランクトン量が多く(赤潮),水平的に不均一に分布していました
      • 陸地側よりも沖合側で非常に高濃度でした
      • 赤潮は水深10 mより浅い水深に限られました
      • クロロフィルa濃度の最大値はL45-09地点の水深0 mで73 µg/Lでした
    • 植物プランクトンの増殖に必須な窒素分である硝酸塩濃度は表面付近で非常に低い状態でした
      • 赤潮が増殖したことで使いつくされていました
      • 窒素分が補給されない限り,赤潮はこれ以上には発達できなかったことを意味します
    • 窒素以外の栄養分であるリンとケイ素は残存しており,窒素の不足が赤潮のさらなる増殖を妨げていました