赤潮とは?
章节大纲
-
海水中の植物プランクトンが異常に増殖して,海の色が変わって見える現象を指す
珪藻,ラフィド藻,渦鞭毛藻が代表的なグループ
プランクトンの種類により赤褐色,茶褐色などの異なる色を呈する
瀬戸内海,有明海など西日本の内湾域で報告が多い
高度経済成長期に栄養塩(窒素,リン)や有機物の排出によって,赤潮が急激に増加した
排水基準の強化により,発生件数は減少している
漁業被害をもたらす
魚がエラに障害をおこして呼吸できなくなる
プランクトンの分解に酸素が消費され,酸欠になる
プランクトンが作り出す毒素が作用する
今回の赤潮は,閉鎖性海域ではない外洋域(開放域)でのモノであり,国内では報告例がないのでは?