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    • 近年、生物調査で活用されている環境DNAは、生物を直接捕らなくてもいいというメリットから、特に希少種や絶滅危惧種の調査に有効です。

      国際自然保護連合から2014年に絶滅危惧種として登録されたウナギの調査にも環境DNAが使われつつありますが、実用化のためには色々きをつけなければなりません。

      ウナギは長くて複雑な生活史を持つ回遊魚であり、生育段階による体調・体重のバリエーションが大きい魚です。

    • Takeuchi et al., 2019では、ウナギの生育段階が上がるほど環境DNA濃度が上昇する一方、体重比濃度は減少するという報告がありました。

    • また、ウナギは同じ生育段階でも個体差が大きく、冬に水温が下がると活動量が減り、餌を食べないことが知られているので、それらも環境DNA濃度に関係すると考えられます。


      本研究では、同じ個体を用いて、異なる飼育条件での環境DNAの変動を調べました。