セクションアウトライン

  •  質量分析計からペプチドの配列を予測することができます(リンク先のTable1から結果を見ることができます)。それにより42個のペプチドを見つけることができました。また図1(A)で示すように、主要なタンパク質はフィコビリタンパク質です。それらにペプチド配列が含まれているかを調べるために、次世代シーケンサーやポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)でタンパク質の配列を調べました。表1はウップルイノリのフィコビリタンパク質の成分であるフィコエリスリンLC599086)、フィコシアニンLC599087)、アロフィコシアニンLC599088)の配列を他の紅藻類と比較しました。

     その結果、海苔類(Pyropia pulchra, Porphyra purpurea, Pyropia yezoensis)のものと高い同一性を示し、ダルス(Palmaria palmata in Japan)やムカデノリ(Grateloupia asiatica)とはやや低い同一性でした。

    図3