抗酸化作用
抗酸化作用は水抽出したタンパク質とそのペプチドからのみ検出されました。異種発現したフィコビリタンパク質には発色団が存在しないため、抗酸化作用を示す物質は発色団であることが示唆されました。紅藻から単離したPEとPCの抗酸化作用は発色団の数が多いPEの方が強い結果となりました。したがって、紅藻タンパク質の抗酸化作用は発色団に由来し、その数が多いほど作用は強力になると予想されました。
血圧上昇抑制作用
血圧上昇抑制作用は、タンパク質の状態では効果が弱く、紅藻からの水抽出物または異種発現系より得られたPEに問わず、ペプチドに強いACE阻害効果があることを示しました。