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    •  海中に投入する前に行う採泥器のセットアップはバネを縮めてトリガにセットし、バケットを開いた状態にしてトリガにセットする2段階の操作が必要です。その手順を詳しく説明します。

       はじめに、図10に示した要領でバケット持ち上げてバネを縮めてトリガにセットします。この際に強いバネの反発力を受けるので、作業には図11に示す専用の特殊工具を使用します。まず、支持枠上面中央の穴に接続板を差し込みます(図10-a)。次に接続板の上部の穴に金テコの先を、下部の穴に支持ピンを通します(図10-b)。支持ピンを差し込むことによって接続板とバケット支持枠が連結された状態になるため、金テコの持ち手部分を押し下げて接続板を引き上げるとバケット支持枠も同時に引き上げられます。最後にトリガフックを閉じ、バケット支持枠を固定します(図10-c)。トリガフックは、図4に示したように着底板アームを動かすことで開閉することができます。一連の操作を連続写真で示すと図12のようになります。


    • 10 トリガへのセット手順



    • 11 セットアップ用特殊工具

      a.金テコ b.接続板 c.支持ピン



    • 12 トリガへのセット手順(連続写真)


    •  次にバケットを開いた状態にしてトリガにセットします。図13のようにしてバケットアームを引き上げ、バケットアームの掛金と着底板アームの掛金を連結させます。採泥器が着底すると両者の連結が外れ、バケットの固定が解除されます。この操作を連続写真で示したものが図14です。

       誤作動によって不意にバケットが閉じる可能性があるので、セットアップ済みの採泥器に触れたりバケットの開口部に手を入れたりしてはなりません。



    • 13 バケットの開放手順



    • 14 バケットの開放手順(連続写真)