採泥器の各部の名称を図2-①~⑧に示します。堆積物をつかみ取る①グラブバケット(以下、バケット)は金属製の②支持枠の中に収められています。半円柱状のバケットはその中央で二つに分かれる(開く)構造になっていて、外側に溶接された③バケットアームを動かすことによって開閉することができます。バケットアームの先端には採泥器を吊り上げるワイヤロープ(④閉鎖ワイヤ)が繋ぎ止められています。着底後にウインチワイヤを巻き上げると、ウインチワイヤに接続された閉鎖ワイヤがバケットアームを外側に引っ張り、バケットが閉じられます。
支持枠の下に飛び出ている2枚の⑤着底板と⑥着底板アームは採泥の引き金(トリガ)の役割を果たします。トリガが作動すると⑦バケット支持枠が⑧バネの力で押し下げられ、バケットが海底に押し付けられます。各部の動作については、次章で詳しく説明します。