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  • 担当教員:工藤 勲

     

    札幌出身。

    北海道大学大学院水産科学研究院 教授

    水産学博士(北海道大学、1989年)

    専門分野:海洋生物地球化学、基礎生産学

    北部北太平洋の外洋域に微量の鉄を散布して、

    植物プランクトンを増すことにより生物生産性を

    加速させて地球温暖化を抑制させる実証実験に参加。

       

    ・植物プランクトンは、地球を救えるか?


    二酸化炭素変動の特徴とその要因

    ①季節変化(夏に最低、冬に最高)
       陸上の光合成
    ②振幅の地域差(アラスカで最大)
     植物量の季節差の違い
    ③全球的に毎年約1.6 ppm増加
    ④2017年には、400 ppmを突破






    大気中の二酸化炭素の変化。ノコギリの歯のように季節的に変化。夏に陸上の草木が光合成により葉に二酸化炭素を有機物の形で固定するので減少。夏から秋には葉が落ちて分解することにより有機物の炭素は再び二酸化炭素として大気に放出。地域によって振幅が異なる。振幅の大きいアラスカでは夏と冬の生物量の差が最も大きい、南半球の島(サモア)では海に囲まれているので、その影響は小さい。南極においても苔などの生物が夏に生えるだけなので、振幅は小さい。よく見ると北半球と南半球で振幅が逆位相。(植物の生育時期が半年ずれている)。しかし、全体としては右肩上がりで年々増加している。これは人為起源の二酸化炭素が蓄積。昨年には400ppmを突破した。


    大気中の二酸化炭素が増えるとどうなるの?





    人為的CO2増加に対する海の役割




    地球温暖化緩和策としての鉄散布による

    植物プランクトンの炭素吸収力向上の効果と影響評価実験



    研究紹介:「陸奥湾における貧栄養化とその対策」