セクションアウトライン

  • ソウハチの探索を行いながら,同時にスケトウダラ稚魚の探索も行い,スケトウダラ稚魚と思われる反応を見つけたところで,FMT(フレーム型中層トロール)の水平曳網を行った。FMT 曳網時のエコーグラムを下の図に示す。上から順に38,120,200 kHz のエコーグラムである。横軸は時間,縦軸は深度である。また,黒い矢印はFMT の曳網深度を表している。トロールを行った深度には層状反応が現れており,3 周波数ともその反射強度が強く,FMTの採取結果よりこれらはスケトウダラ稚魚の魚群であった。また,3周波数で層状のエコーを比較してみると,高周波数になるほど反射が弱くなる傾向が見られた。