章节大纲

    • 海洋生態系において、植物プランクトンのサイズ組成は食物網におけるエネルギー転送効率を決定する要素の一つです。そのため、海洋生態系の変化を評価する上で、植物プランクトンサイズ組成を時空間的に広範囲でモニタリングすることが重要です。これまでの研究により、植物プランクトンのサイズやグループによって光吸収スペクトルが異なることが知られています。そこで、光吸収スペクトルに基づいて、植物プランクトンサイズ組成を推定する手法を考案しました。

               図   (a) 植物プランクトンサイズ組成の指標であるCSD slopeと、(b) Chl. a の分布

                    黒のコンターラインは、Chl. a  = 0.10 mg m-3を示す