섹션 개요

    • 今井圭理、小熊健治、澤田光希

    •  2014年に就航した「おしょろ丸5世」は海洋学・水産学に関わる研究者・技術者を養成するためのより専門性の高い実習航海を実施することや、学内外からの多様な研究ニーズに対応することを目標に掲げて建造されました。その目標の達成のために図1の「おしょろ丸」内の組織図に示すように甲板部・機関部・事務部とならぶ第四の部署として「海洋調査部」が2010年(平成22年)に設立されました。



    • 図1 練習船「おしょろ丸」 組織図


    •  海洋調査部は設立以来、新造船の高度化された調査研究設備の維持・管理にあたるとともにそれら設備を活用した種々の実習プログラムを企画・実行し、教育・研究・調査活動に大きく貢献しています。また、環境省や水産庁からの委託業務事業、国立環境研究所(環境省)との研究・協力協定に基づいた連続モニタリング調査において主動的な役割を果たしています。

       

       海洋調査部は現在、3名の部員によって活動しています。実習航海では乗船実習生の皆さんに海洋観測・調査技術や船上での海水分析についての講義を提供しています。また、学内外からの研究者・教員が多く乗船される研究航海では「おしょろ丸」の最先端海洋観測技術支援を行っています。一方、「おしょろ丸」が函館の専用岸壁にいる間は観測機器類や機材の整備・次航海のための機材準備を行うと共に、教育・研究プラットフォームとしての役割を果たせるよう、乗船者と船側(運航担当)との橋渡し・窓口業務を担当しています(2)


    • 図2 海洋調査部の役割


    •  「海洋調査部」の英語表記はOshoro-maru Marine Science Department (久万健志先生:水産学部元教授に名付けて頂きました。) であり、頭文字をとると「OMSD」となることから外部の研究者から「オ・ム・ス・ド」と呼ばれています。



    • 3 「おしょろ丸」 海洋調査部ロゴマーク


    •  次コースでは、「おしょろ丸」の調査研究設備を紹介していきます。

      「おしょろ丸 調査研究設備」へのリンク