セクションアウトライン

    •  担当教員

      山本 潤 ( 北方生物圏フィールド科学センター(函館) ) 宮下 和士 ( 北方生物圏フィールド科学センター(函館) ) 上野 洋路 ( 大学院水産科学研究院 )

      安間 洋樹 ( 大学院水産科学研究院 ) 髙木 力 ( 大学院水産科学研究院 ) 高橋 勇樹 ( 大学院水産科学研究院 )

      南 憲吏 ( 北方生物圏フィールド科学センター(函館) ) 阿部 泰人 ( 大学院水産科学研究院 ) 笠井 亮秀 ( 大学院水産科学研究院 )

      米山 和良 ( 大学院水産科学研究院 )

    • [行動生態実験]

      1. バイオテレメトリー技術およびバイオロギング技術の基礎実験

      2. ステレオカメラによる三次元計測実験


      [衛星データ解析-マイクロ波リモートセンシング]

      1. 海面水温、海面高度、海上風などの衛星マイクロ波リモートセンシングデータに含まれている数値とその形式を調べる。

      2. 衛星マイクロ波リモートセンシングデータの処理・解析・可視化を行うソフトウェアの使用方法

      3. マルチセンサーデータ解析を行い、図を作成した上で、海面で見られる物理現象についての考察を行う。


      [海洋観測データ解析]

      1. ポテンシャル水温・密度など、海洋物理環境の基本的パラメータの計算方法

      2. 海洋観測データの処理・解析・可視化を行うソフトウェアの使用方法

      3. 海洋観測データから水温塩分断面図やTSダイアグラムなど、海洋物理環境の理解に必要な図を作成し、海洋物理環境の時空間変動を考察する


      [魚類の遊泳力学]

      1. 回流水槽を用いて遊泳状態を動画撮影し,その取得画像から遊泳運動を定量評価する

      2. 魚類の推進移動能力と遊泳運動に関するパラメータとの関係を解析


      [画像処理による行動計測実験]

      1. 実験水槽を自由遊泳する魚を撮影する。

      2. 画像処理で魚の位置を自動検出し移動軌跡を可視化する。

      3. フレームレート、しきい値設定、色空間の選択が結果に与える影響を考える。


      [水産海洋工学]

      1. 流体力学と浮体運動学の基礎

      2. 大型水槽による浮体の運動計測とデータ解析

      3. 回流水槽による物体に作用する流体力の計測とデータ解析


      [水産情報工学,数値流体解析]

      1. 数値流体解析の基礎

      2. CADによるモデル設計

      3. 数値流体解析

    • 画像処理を用いた行動計測【担当 米山】

      数ある行動計測手法のうち、対象魚に非接触・無負荷である画像処理を用いた行動計測に焦点をあて、映像・画像データの画像処理を行い、魚(動体)の位置検出・追跡方法について学習します。

      映像のフレームごとに魚の位置を画像処理で検出し、トレースすることで移動軌跡を自動で描画できます。移動軌跡の解析で遊泳速度、曲率、水槽壁との距離等を把握して行動パターンを把握できます。


    • 海洋観測データ解析【担当 上野】

      水産学部附属練習船おしょろ丸は、数多くの海洋観測を実施してきました。その中でも東経155度南北ライン観測は、1980年代から継続的に実施されており、そのデータは本州東方海域の長期変動を知る上で大変貴重なものです。本実験では、おしょろ丸155°E観測を例に、海洋観測データから海洋内部の時空間変動を調べるデータ解析方法を学びます。

      2006年5月に実施されたおしょろ丸海洋観測で得られたデータ例


    • 水産情報工学,数値流体解析【担当 安間・高橋】

      〜飼育水槽内に発生する流れ場の可視化

      養殖生産において、仔魚時の遊泳力は乏しく、水槽内の流れ場による影響を受けやすいことから、水流の設定によって大量斃死が発生することが知られています。本実験では、見た目で確認できない養殖水槽内の流れについて、CFD(Computational Fluild Dynamics)解析と可視化実験を用いて解析します。

      飼育水槽模型の流れの可視化実験

      CFD解析による飼育水槽模型内の流場シミュレーション