章节大纲

    • 1. サケ産卵遡上実習@実習室(産卵期の魚の形態的特徴(二次性徴))



      産卵のために海から川に戻ってきたサケには、「二次性徴」と呼ばれる生殖に関連した形態的な変化が観察されます。外洋では区別が付きにくかった雄と雌も二次性徴により区別しやすくなります。

       
    • 2. サケ産卵遡上実習@実習室(体長・体重の測定)



      産卵期の雄と雌の体長と体重を学生さんが予想しながら測定しています。

       
    • 3. サケ産卵遡上実習@実習室(臓器の観察と脳の摘出)



      まず、産卵期の雄のお腹を開き、生殖腺(精巣)、肝臓、幽門垂、胃などを観察しています。次に、脳を摘出して各部位の説明をするとともに、ホルモン分泌の中枢である脳下垂体を取り出しています。


    • 4. サケ産卵遡上実習@実習室(耳石の採取)



      頭部にある耳石を取り出しています。水産資源研究所ふ化場のサケには耳石に温度による標識が施してあり、外洋でもその由来が分かるようになっています。

       
    • 5. サケ産卵遡上実習@実習室(鱗の採取)



      産卵期の雄から鱗を採取しています。鱗の模様(鱗紋)から年齢や成長履歴などが分かります。しかし、産卵期の魚の鱗はなかなか取り出すことが難しく、苦労している様子がうかがえます。

       
    • 6. サケ産卵遡上実習@実習室(排卵された卵の観察)



      産卵期の雌のお腹を開き、排卵され産卵直前の卵を観察しています。卵の成長と成熟や、卵膜の硬化や分解酵素について解説しています。