<動画字幕>顕微鏡観察用サンプルの作成
最初にスライドガラスに菌を塗抹することから始めます。
スライドガラスは1回エタノールで拭いて汚れをとってください。
エタノールが乾いたことを確認してから使用してください。
最初に懸濁液をのせていきます。
懸濁液をのせる時は白金耳、先が丸くなっているほうですね。
これを使っていきますので火炎滅菌します。
火炎滅菌し終わったらこのまま懸濁液に刺していただいて
1/3ASW若しくは生理食塩水を白金耳で採っていきます。
白金耳をつけてそっと抜くと表面張力で白金耳の真ん中、液が少し取れています。
この状態でスライドガラスをちょんちょんと触って懸濁液をスライドガラスにのせます。
このように水滴がつくと思うのでこういう形で懸濁液を1回とってください。
では続いてこの懸濁液に菌体を懸濁していきます。
次は白金線を使います。
これも火炎滅菌してください。
試験官と培地の間に刺して白金線を冷やした後に菌体をとってください。
菌体の量が多くても見づらいですし少なくても見づらいのでここは慣れかなと思うのですけどあまりとり過ぎない方がいいのかなと思います。
菌体をとった白金線を先ほどのせた懸濁液の上でちょんちょんとこれもカシャカシャと混ぜなくてかまいませんのでちょんちょんと表面を触れてあげることで菌体を懸濁液に懸濁できますのでこういう形で菌をのせてあげてください。
使い終わったら火炎滅菌をしてください。
これで菌体の懸濁は終了です。
続いてこのまま風乾をさせます。
これは自然乾燥ですね。
なのでこのまま水滴が乾くまで待ってください。
乾燥した体で次のステップを説明していきますが、次は固定というステップになります。
今回は火炎固定を行っていきます。
ガスバーナーの火を少し小さくしてもらってガスバーナーの火のだいたい5㎝くらい上を数回、スライドガラスを往復させて火炎固定をしていきます。
これが火炎固定になります。
あまりガスバーナーが近すぎると菌体が燃えてしまうのであまり近づけないようにだいたい5㎝くらい上を2-3回くぐらせて火炎固定してください。
続いて染色ステップに移ります。
先程説明したレクレルのアルカリ性メチレンブルー溶液を固定したところに垂らしてあげてください。
この状態で1分間静置して1分間終わったら今度洗っていきます。
洗う時はスライドガラスをひっくり返して裏から試料が載っていないところから優しく洗い流してください。
この後はまた風乾、自然乾燥させて乾燥し終わったら顕微鏡で観察という形になります。