<動画字幕>OF試験培地への接種
白金線を使います。
今、最初だけ無菌空間を作ってやりますので見ていってください。
実験操作するときはまず実験机の上をエタノールで拭いて火を焚いて無菌空間を作ってください。
OF試験の培地に接種するときは穿刺培養といって白金線を突き刺すように菌を接種します。
まず白金線を火炎滅菌してください。
それで白金線を冷やしてください。
斜面と試験官の間に白金線を刺して冷やしてください。
それから菌体をとります。
同じ株を2本のOF試験培地に接種していきます。
まず1本目
試験官の口を炙ってそのまま真ん中に底まで突き刺してください。
突き刺して抜きます。
綿栓をしっかり閉めます。
続いてもう1本目に同じように穿刺培養をしていきます。
これも真ん中に底まで刺してください。
終わったら白金線を火炎滅菌します。
今2本に接種したのですけども1本に流動パラフィン
滅菌した流動パラフィンを重層していきます。
だいたい1.5㎖くらい入れてください。
これによって流動パラフィンが入っている方は
嫌気的にグルコースを利用しているかどうかみることができます。
流動パラフィンはディスポーザブルの5㎖ピペット
を使って重層していきます。
ここにスポイトゴムを取り付けてだいたい1.5㎖くらいいれてください。
流動パラフィンを使う時は(フラスコの)口を火炎滅菌
火であぶって無菌空間下で流動パラフィンをとってください。
また口を火炎滅菌して流動パラフィンを重層していきます。
OF試験培地の上に流動パラフィンを重層するとこのようになります。
この時にOF試験の培地が 赤い部分がたくさん入っているものに関しては
綿栓にパラフィンがついてしまうことがあるので
できればピンクの部分が少ない培地に流動パラフィンを入れた方がいいのかなというところです。
今の流れが1株について行うOF試験培地への接種になります。
これを海洋細菌と育成細菌すべてで行ってください。
1点注意点としては、とりあえず先に全部穿刺培養をして
最後まとめて流動パラフィンという班がたまにあるのですけど
それはそれと接種してからの時間が経つと
たまに嫌気ででているはずなのに酸素使った代謝が起こってしまって
結果がよろしくないことがあるので必ず1株ずつ穿刺したらパラフィン重層するというような形をとってください。