<動画字幕>継代培養
昨日と同じように無菌操作の準備、実験台ですね消毒してもらって
ガスバーナー火をつけてもらってできるだけ自分の正面に機材をつけてください。
白金線は4組配っていたはずなので4人同時にできるかと思います
ガスバーナーも4台配っていますので4人同時にやってもらって結構です。
それから、扉、窓が閉まっていること確認してください。
まずは継代培養を見せてゆきます。
これは斜面培地から斜面培地に菌を植え継いでいく方法としてよく使われるものです。
みなさんにはこういう斜面培地に菌が白く生えているのがわかりますか。
斜面の表面のこれ大腸菌なのですけどいっぱい菌が生えているやつを渡します。
この表面に生えている菌を白金線で少しとってですね
新しい昨日作ってもらった斜面培地のほうに植え継いでいきます。
それで基本的には凝結水ですね。
凝結水に菌を懸濁していくようなかたち
そのあと懸濁した水を斜面の全体のだいたい半分くらいまで塗り広げていく
そういうかたちでやってもらいます。
菌が増殖している斜面培地を最初持ってもらって試験官の蓋を開けて
試験官の口の部分を火炎滅菌してください。
それから白金線の方も先端と白金線の真ん中くらいまで十分に火炎滅菌してください。
その後、寒天に突き刺して冷やします。
菌のほう触らないように寒天に突き刺して冷やしてください。
十分に冷えたら菌体を白金線の先端にとっていきます。
今日、先端に採れているかどうか不安なので少し白く菌体がついているのがわかるくらいまでとっても結構です。
慣れてくればほんの少しで十分微生物増殖するのがわかります。
試験官の口をあぶってシリコン栓を一回閉めます。
試験官たてに置いておいてください。
新しい培地をとって蓋を開けて、試験官の口を火炎滅菌してこのまま凝結水のところに菌を懸濁してください。
菌を十分懸濁するようなかたちでカシャカシャと菌を溶くように動かしてください。
十分懸濁できたら懸濁した菌液を斜面の半分くらいまで塗り広げるように白金線の先端を動かしてください。
その後、斜面に沿って(白金線を)ゆっくり抜いてゆきます。
また火炎滅菌してシリコン栓の蓋を閉じる。
こういう形にすると継代培養ですね
新しい培地に植え継いでゆくことができます。
学生実験を通してこの継代培養かなり頻繁に使っていくことになりますのでやり方を覚えてください。
今の操作を無菌の空間の中でやってもらうので特に菌を取り終わった後必ず無菌の空間の中に白金線を置くようにしてください。
菌を取った後、もう1回火炎滅菌してしまいがちなのですけどももう1度火の中にくべないように気を付けてください。