<動画字幕>平板培地の作製②
炎の高さは15~20㎝くらいにしてください。
次は滅菌したシャーレを出してゆきます。
新聞紙を丁寧に外していって中身を出してもらいます。
それも無菌の空間の中で作業してもらいます。
蓋のほうを上に5枚重ねて全部同じ向きに自分の正面にガスバーナーとシャーレを持ってきてください。
今度、培地の三角フラスコのほうですけど麻ひもを外して硫酸紙外して
それから1枚中綿が入っていますので、中綿の部分外してゆきます。
このとき少し濡れているので中綿をとるのと同時に、綿栓がとれてしまうことがあるのでとれないように気を付けて外していってください。
こういう状態です。
それで培地は60℃で熱くてですね、ずっと持っているのは、結構困難と思いますので軍手をして作業してもらうことになります。
まず綿栓を外していきます。
小指と手のひらでぐっと押さえてねじりながら栓を抜いてください。
抜くと同時に三角フラスコの口の部分ですけど火の中を通して軽く火炎滅菌をしてください。
それでこの状態でシャーレを全開しないで少しだけ開けて培地を注ぎ込んでゆきます。
ゆっくりゆっくりシャーレ1枚20㎖ですけどゆっくりゆっくり流し込んでいって
底一面に寒天の培地が広がるくらいまででだいたい15~20㎖入っています。
広がって、あと5~6㎖注ぎ込んだらそれで十分に注ぎ込まれているので
1枚どかしてそのシャーレを実験台の上に置いていってください。
それを繰り返してゆきます。最初にみなさんは10枚ですね。
この平板培地を作ってもらうことになります。
培地を注ぎ込んだら、寒天を硬化、固めていきたいので、できるだけ温度冷やした方がいいので、実験台の上に直接置いて、速やかに固まるようにしてください。
また重ねてしまうと保温効果でなかなか寒天が固まらないということになりますのでできるだけ1枚1枚実験台に直接置くようにしてください。
これを繰り返してゆきます。
所定の枚数、5枚もしくは10枚注ぎ込んだら、まだ培地が残っている場合は、残っている培地、無菌操作をしているので無菌の状態を保って保管することができます。
また三角フラスコの口の部分を火炎滅菌して栓をして栓をしっかりして、この状態で無菌の状態を保つことができます。
明日以降、なにか雑菌とか入って無ければそのままこの培地また溶かして使うことができます。
15~20分くらいで寒天固まってくると思います。
逆さまにして蓋でも身でもいいのですけど、必ず班名と培地の種類を書いてもらって
37℃のインキュベーターの中に入れて寒天培地の表面にある水分を十分に乾燥させるということをします。
37℃に入れておくと、もし雑菌が混入している場合、雑菌の混入もコンタミしているかがわかります。