單元大綱

    • 担当教員: 佐伯 宏樹
    • 魚類に含まれるアレルゲン


      タラ サケ マグロ イワシ カレイ サバ ブリ など


      パルブアルブミン

      筋肉中に存在するタンパク質.
      カルシウム調節に関与 

          ↓
      魚種間での交差性は?


      コラーゲン
      日本の魚類アレルギー患者の1/3程度(濱田, 2005)

          ↓
      畜肉(含ゼラチン)との交差性は?


      交差性の成立:ある物質によって感作されることで,構造が類似した 他の物質でもアレルギー反応をおこすようになる状態.(しらかば花粉とリンゴ,サクランボ,桃)


      コラーゲンの両端には、コラーゲンの主たる抗原部位であるテロペプチドが存在する。この部分を酵素処理で取り外すと、コラーゲンの抗原性が極端に低くなる。

      これをアテロコラーゲンと呼び、医療用のインプラント材料や組織工学用の足場材料に応用されている。また、一部の化粧品にも利用されている。

      コラーゲンは3本の分子量95,000のポリペプチド鎖(ペプチドとはアミノ酸が2〜50個結合したもので、アミノ酸が50個以上結合したものをポリペプチドと言います)が右巻きに絡み合った3本鎖だ。


    • トロポミオシンを介した無脊椎動物のアレルギー交差性




      ◆主要アレルゲントロポミオシンの広範なアレルゲン交差性に注意
      ◆ハウスダスト(ダニ,昆虫)による感作
      アレルゲン交差情報は,食事指導を通して患者のQOL向上に貢献する.

    • アレルギー表示制度にもとづいた加工食品の注意表示