章节大纲

  • グリッドデータに色を当てはめるのが、grdimage でした。
    グリッドデータで等値線(等高線など)を描くのが、grdcontour です。




    •  演習3-4  等値線を描く(grdcontour)

      • 先につくったバッチファイル、GMT_script_Ex3-1.bat をコピーして、同じフォルダ内に、GMT_script_Ex3-4.bat として保存してください。

       TeraPadで、GMT_script_Ex3-4.bat を開いてください。

       grdimageの命令文を変更します。


          • 書き出しファイル名を、Ex3-4.eps  に変更(すべての命令文の行)
          •  grdimage   →    grdcontour に変更
              • カラーパレットファイル指定の箇所  →  削除
              • オプション追加:-C1000 -A2000


      オプションの意味
      -C1000  :  1000mごとに、等値線を描く
      -A2000  :  2000mごとに、数値を注釈表記(annotation)



      このバッチファイルを実行してください。



      このような図ができたでしょうか?




      できませんでしたか?

      以下より、GMT_script_Ex3-4.txt  をダウンロードして、(c:\GMT_exe\Exercise-3-1\)の作業フォルダに保存してください。 これをTeraPadで開いて、バッチファイル(BATファイル)として保存してから実行してください。



    • 演習3-5
      日本周辺地図のカラーコンター図(グレースケール)と等高線を重ね合わせた地図を作成しましょう。以下、GMT_script_Ex3-5.txt  をダウンロードして、作業フォルダ(c:\GMT_exe\Exercise-3-1\)に保存、TeraPadで開いて「バッチファイル形式」で保存してください。GMTコマンドプロンプトで実行します。


    • このような図ができましたか?




      以下の構造を理解したら、設定値や配色パターン(gray, reliefなど)を変更して好きな図を作りましょう。





    • 解像度を調節する


      演習3-1で、日本のカラー地図を描きました。下のように、grdimage のオプションに-E20、pscoastのオプションに -Dc  を追記してください。

      -------------------------------------------------------------------------

      gmt makecpt -Crelief -Z -V > c:\GMT_exe\Exercise-3-1\Ex3-1.cpt

      gmt grdimage C:\programs\gmt5\ETOPO1_Bed_g_gmt4.grd -R120/150/20/50 -E20 -JM15 -Cc:\GMT_exe\Exercise-3-1\Ex3-1.cpt -V -P -K > c:\GMT_exe\Exercise-3-1\Ex3-1.eps

      gmt pscoast -R -J -Dc -W1 -BWSne -V -O >> c:\GMT_exe\Exercise-3-1\Ex3-1.eps

      gmt psconvert c:\GMT_exe\Exercise-3-1\Ex3-1.eps -A -P -Tf

      -------------------------------------------------------------------------------


      下のような地図ができたでしょうか。

      grdimageの解像度オプションは、-T です。-T20  は、解像度が20dpiです。デフォルトでは100 dpiに設定されています。海岸線(pscoast)の解像度オプションは -Dです。-Dc  は、最低解像度(coarse)に指定されています。



      grdimageの解像度を200、pscoastの解像度を(c, l, i, f)にしてみましょう。


      なお、ある地域(例えば、函館周辺)を拡大して地図を描いても、海岸線は綺麗に描けますが、等高線の間を色塗りするのは粗くなってしまいます。地形図データの解像度に依存します。