【準備するもの】
野外:スコップ、大型の篩(1 mm メッシュ)、ポリ袋(Ziplock)、持ち運び用バケツ(トスロン)、記録用紙(耐水性のものがよい)、そりネット、氷を入れたクーラー、箱メガネ、虫よけスプレー、虫よけネット
実験室:トレイ、小型の篩、ピンセット、シャーレ、濾紙
データ解析:電卓、ノートパソコン
【野外調査】
1.
午前中に小型ボート(船外機)および車に分乗して、厚岸湾東岸、北岸、および厚岸湖北岸、東岸のアマモ場に行く。4班にわかれて、それぞれ班ごとにボートに乗って、そりネットでアマモ場の動物を採集する。
2.
船を待っている間にアマモ場の干潟部分のアマモ類を観察する。詳しい説明は現地で行う。
【室内作業】
3.
実験室に戻った後、ソーティングを行い、生物を分類群ごとに分け、個体数を数える。分類群への同定は、図鑑などを用いて、外部形態でわかるところまで行う。
4.
得られたデータを下に、アマモ場の動物の種多様性の変異や類似度を統計的に解析する(下記資料を参照のこと)。
5.
もし時間に余裕があったら、代表的な魚類やエビ類について、解剖して胃内容物を調べてみる。それを元に、アマモ場における食物網を図に表してみる。
6.
以上の結果をもとに、アマモ場の生物群集構造および食物網がどのような要因に影響されて決まっているかについて考察する。