①
細胞質を標識した胞胚の胚盤を手術針で切除する。
②
胚盤部分を集めてリンゲル液を満たした1.5 mlテストチューブに入れる。
③
胚盤がテストチューブの底に沈んだら、上部のリンゲル液を取り除く。
④
胚盤の中にリンゲル液を足し、胚盤が沈んだら上澄みを取り除く。
⑤
これを3度繰り返す。
⑥
胚盤上のリンゲル液をできる限り取り除く。
⑦
胚盤に0.25%クエン酸ナトリウムを含むリンゲル液を加え、イエローチップで細胞を解離させる。
⑧
遠心機で300rpm×1分程遠心して細胞を沈殿させ、上澄みを取り除く。
⑨
7-8を数回繰り返し、細胞破片を取り除く。
⑩
細胞の沈殿にCa2+ freeのリンゲル液を200μℓ程加え、イエローチップで細胞を懸濁させる。
⑪
遠心機で300rpm×1分程遠心して細胞を沈殿させ、上澄みを取り除く。
⑫
10-11を数回繰り返す。
⑬
わずかにCa2+ freeのリンゲル液を含む細胞懸濁液を、狭窄部を持たない移植針に入れる。
⑭
針をそっとインジェクターのホルダーに装着する。
⑮
インジェクターのノブを時計回りに回し、細胞懸濁液を針先へ移動させる。この時、溶媒のみが先に移動し、細胞は後から進む空気側に集まって移動する。溶媒の先端を針先まで持って来る。
⑯
移植針の先端を移植用のシャーレの中に下ろし、溶媒(少量の細胞を含む)を溶液に押し出す。細胞の塊が先端に来るまで液を捨てる。
⑰
細胞が先端に移動したら、host胚へ針を刺し、少しずつ細胞を移植する。