①
無軸胚を作る、あるいはキンギョの卵黄の運動を押さえるために、卵黄の植物半球を切除する。前者の場合は、1−2細胞期に切除を終える必要がある。受精後、直ちに卵膜を除去し、胚盤の方向が分かるようになったら直ぐに始める。後者の場合は、32細胞期以降ならいつでも良いが、MBTを過ぎてからの方がやりやすい。
②
アガロースシャーレ(0.8%位の柔らかめの方がよい)に一次培養液を入れ、卵膜除去卵を並べる。
③
操作針で卵を動かし、動植物極が分かるようにする。
④
卵の側面に手術針のグラスウールを軽く当て、一度軽く押す。
⑤
次にゆっくりとグラスウールを押し付けて、アガロースの面にまでおろして行く。
⑥
グラスウールがアガロース面に付いたら、グラスウールをその軸方向にゆっくりと細かく動かす。
⑦
卵黄が切れ始めても動かすことはやめずに続け、最終的に切断するまで止めない。
⑧
動物極側の半球だけ集める。