섹션 개요

    •  深海に炭素を隔離すればブルーカーボンと認められるなら、外洋でコンブを大規模養殖して、食用にすることなく切り離して深海へ落としてしまえばいいだろう!というアイデアも提案されているようです(絵2)。例えば、Australian Seaweed Industry Blueprintの報告書で、そのようなアイデアが紹介されています。国連グローバル・コンパクト(UNGC)が発行している、SEAWEED AS A NATURE-BASED CLIMATE SOLUTION vision statement でも、そのアイデアを紹介しています。


       絵2 外洋でコンブを大規模養殖してブルーカーボンを期待するアイデア


       いっぽう、沿岸域での大型藻類によるブルーカーボンの効果は極めて小さいとの報告もあります(Howard et al., 2017)。脱落した有機炭素は、深海へ運ばれる前に速やかに分解されて二酸化炭素に戻ってしまうだろうからです。それでは、絵2のように、外洋でコンブを大規模養殖すればよいのでしょうか。このようなアイデアに対して警鐘を鳴らしている展望記事もあります。著名な海洋化学者のBoydらは、生態学研究をリードするネイチャー・エコロジー誌に以下の内容の展望記事を発表しました(Boyd et al., Nature ecology & evolution, 2022)。「外洋での大型藻類の大規模養殖は、海底生態系への悪影響、海底での貧酸素化の影響、表層の栄養塩循環を変えて表層生態系を変えてしまう可能性が非常に高いので、その試験養殖ですら決してやってはならない。」 なお、国連Global Compactの報告書でも、外洋でのコンブ大規模養殖のアイデアについては、不確実性が大きいので科学的根拠を蓄積する必要性を述べています。

       国連グローバルコンパクトとは、国連と民間が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大の共同体です。民間企業が加わっているので、産業化の狙いも組み込まれているようです。