対談形式の授業(藤本先生より情報提供)を紹介(スライドショー動画)


専門授業 : 水族生物学(3年次)

対談式の回: 第5回、第9回、第16回の計三回

対談ゲスト: 学内の知り合いの先生

トピック : 授業の流れに沿った内容


授業進行の流れ: まず、トピックと大まかな筋だけを決めておきます。そして、事前に学生から関連トピックに関して興味があることをELMSで募集しておきます。当日は、これらの内容(ラジオでいうところのリスナーからのお便りに該当)に触れながら話題を展開していきます。


対談1回目:トピック「染色体操作と発生・生殖の多様性」

西村先生(ゲスト)が学生役のような感じで、藤本(担当教員)が全体像を説明し、本題から脱線しながら、

水産分野での染色体操作技術の利用を伝えました。


対談2回目:トピック「中胚葉誘導」

この時はゲストは内緒にしておき、最初に山羽先生のNatureに掲載された研究内容を紹介しました。説明後に山羽先生(ゲスト)に入室してもらって、研究での苦労話などを藤本がインタビューする形式で行いました。この時は事前にELMSでの募集はしていません。


対談3回目:トピック「発生工学の水産育種への利用」

生殖系列キメラなどの話題を1回目と同様に行いました。この回は西村先生(ゲスト)からも話題提供してもらっています。学生への事前アンケート内容を紹介しながらだったので、興味ある内容について深く聞くことができた学生にとっては満足度が高かったのではないかと思います。


学生の反応: おそらく、学生にとっては普段聞けないような話があったり、トーク番組のような感じで受講できたので単調ではなかったのが良かったのではないかと思います。

実施にあたり: シラバスに書いているような到達度などを考えた場合には、対談形式だけでは無理です。対面式の講義でも対談形式はやろうと思えばできますが、その発想はありませんでした。

実施の動機 : オンラインで授業を行うことになった時に、自分が学生時代に受けた講義で何が面白かったかというのを思いだしたら、先生方の色々なエピソードや脱線した話題が心に残っていたというところから対談というのを発想して、実験的に試してみた次第です。この形式は私にとっても楽しかったです。

(水産学部・藤本貴史、文面の一部は大木が変更しています)


最終更新日時: 2020年 09月 15日(火曜日) 17:35