海洋生物資源科学部門・海洋生物学分野・山口研究室の紹介です
生活史の模式図はアメリカ海洋大気庁HP提供
上は釧路沖で優占するカイアシ類Eucalanus bungiiのノープリウス6期(N1~N6)、コペポダイト6期(C1~C6)を同一縮尺で示した写真です。プランクトンネットでは主にC1~C6が採集されます。C4~C6は形態により雌雄が分かれます。
Gaetanus variabilisは年間を通して、水深500-1000 m 一方、全発育段階の出現個体数には季節性があることが伺えました。
に分布していました。昼夜での分布深度の差も明確 調査に行った釧路沖(親潮域)では、表層にて、4月から6月にかけて明確な
ではありません。 植物プランクトンのブルームが起こりました。
水深600-700 mから採集された雌成体の消化管内容物は、主に表層由来の沈降粒子により占められていた。
消化管内容物は脱塩後、フィルターで濾過して脱水、金でコーティングした後に電子顕微鏡で観察します。